臨床工学部門
部門長挨拶
2012年4月に臨床工学部門が新設され現在9名が所属しています。医療技術の進歩による医療機器の高度化・複雑化が一層進み、医療機器の安全確保と有効性維持の担い手が必要となっています。医学的知識ばかりでなく工学的知識も必要になり、その両方を併せ持つ臨床工学技士は医療機器のスペシャリストとして、その担い手になっています。私達は医療事故のないよう安全に心掛け、他の医療従事者と協力し患者さんへのサービスに専念して業務に取り組んでいます。
医療技術部 臨床工学部門 技士長
田中 真二
スタッフ紹介

部門の紹介
透析センター


血液浄化療法では透析装置の操作・洗浄・定期メンテナンスを中心に透析液供給装置・RO装置の保守管理や透析液の水質管理を行っています。また、穿刺・返血などの臨床業務も行っています。血液透析以外にも、血漿交換・血液吸着などの各種血液浄化も行っています。
循環器内科

心臓カテーテル室ではポリグラフを操作して心電図や心内圧など各種生体情報のモニタリング・データ管理を行います。また、血管内超音波装置・除細動器・体外式ペースメーカー・大動脈バルーンパンピングなどの操作を行っています。

ペースメーカー埋め込み術ではモードや出力設定などを行っています。通院になられてからも定期的な検査を行っています。患者さんが安心できる生活を送れるよう、敏速かつ正確な検査ができるよう努めています。

手術部門
医療機器管理
実績
臨床工学部門では人工心肺、心臓カテーテル検査やアブレーション、ペースメーカー植込み・外来でのプログラマーによる検査、医療機器管理、自己血回収装置操作、アフェレーシスなどの特殊な血液浄化を含む透析関連の業務に関わっています。ペースメーカーにおいては栃木県内初となるペースメーカー遠隔モニタリングシステムを2014年12月より運用開始となり、現在3社製品の対応となっています。また、緊急での心臓カテーテルや透析および医療機器のトラブルなどにも24時間対応しています。他にも医療機器を安全に正しく使用できるように各病棟にてコメディカルスタッフへの講習会を開催しています。